大地の子

山崎豊子の本は、ずーと昔「からゆきさん」と言うのを読んで以来、というか、小説自体この何年も読んでいないです。

「『この本 つまらなそう・・』と思ってもはじめの30分くらい我慢して付き合うと、その世界に入っていける」とどなたかがおっしゃっていましたが、そのとおりでした。

「からゆきさん」のときも、従軍慰安婦のことにびっくりしましたが、この「大地の子」も中国残留孤児の問題を身近に知ることができました。

NHKドラマで「大地の子」を大分前にやっていたので、いまさら古いなぁと思う人もいますが、私としては、「戦争で、こんな死に方をした人が、たくさんいるんだなぁ。一般人が一番被害者だな」と今の自分の時代の幸せを感じます。

山崎豊子の調査はすごいなぁと感心しました。映画ができないものかと思いましたが、後記にありましたが、これは中国のお偉いさんの特別の計らいで、完成してものであって、もはや中国はこれから外国の取材に、ここまで門戸を開けてくれないでしょう。貴重な情報が詰まっています。

 現実、私には、満州の開拓団から命からがら引き上げてきたおばあさんの話を身近に聞くことができたこともあったので、すごく内容をリアルに想像できました。

 また中国人気質も、中国に出張している人から聞いていたこともあり、「これは、毛沢東時代、ひょっとしたらそれよりも前からの気質なんだろうな」と納得するところがありました。

 また文革も「こんなすごかったんだ」と実感。いや、とにかく深く印象付けられた本でした。

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マークスの山

三連休だというのに、台風ですね。横浜花火大会も中止だし。本当はこの時期、業爆状態で、お盆のお坊さんには失礼しちゃうし、花火大会に浴衣を着ていく娘の着付けも満足にしてあげられないしで、大変な時期だったのですが、「今年は時間があるからねー」とか、思っていたら台風でしたね。

 どこも行けず、ひたすら雨読。この何年間、IT関係の本しか読んだことのない私。ITの世界は新陳代謝が激しくて、去年の本は、もう今年読めないですね。技術の進歩が早すぎます。いわゆるdogyearですね。いや、pumayearになりつつある?

その中で 「マークスの山」高村薫を読みました。なんとなく、図書館の本棚にあった本を適当に選んで、借りてきたのですが、この本は、私はいまのところ一番感動した 松本清張の「砂の器」より面白かった。

泣きながら読んだ推理小説は「砂の器」とこの「マークスの山」だけです。

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